第1回SRサロンのご報告です。
2016年10月28日(金)、第1回SRサロンを開催しました。この「SRサロン」は、
「SR(=Social Responsibility:社会責任)」を身近なテーマで学びながら、参加者と共に語りあい、考え、交流する時間と場をつくることを目的としています。初回はスペシャルゲストとして、一般社団法人環境パートナーシップ会議副代表の星野智子さんをお招きし、「いまさら聞けないSDGs」をテーマにお話しいただきました。
「SDGs(Sustainable Development Goals = 持続可能な開発目標)」とは、国連が2015年9月に、「国連持続可能な開発サミット」において採択した成果文書(『持続可能な開発のための2030アジェンダ』)に掲げられた目標のことです。SDGsでは、「経済成長、社会的包摂、環境保護」という3つの主要素を調和させ、2030年までに「貧困や飢餓をなくす」「気候変動への具体的な対策をはかる」「ジェンダー平等の実現」といった、合計17の目標を達成することが目指されています。
今回、星野さんからは、SDGsの成立にいたるまでの国連の動きを分かりやすく説明していただきました。さらに、国内では政府やNGOなどがどのようにSDGsに取り組もうとしているかについてもご紹介いただきました。本サロンの開催時には、ちょうど日本政府が「SDGs推進本部」および「SDGs推進円卓会議」を設置し、年内に「SDGs実施指針」を策定すべく、その骨子案(10月18日に発表)に対する「パブリック・コメント」の募集が始まっており、サロンの後半には、参加者が小グループに分かれて骨子案を読みながら意見交換をし、全体で共有する時間を持ちました。今回のSRサロンは、SDGsの全体像を理解し、自分の日々の活動や関心と照らし合わせて考える、とても良いきっかけになりました。(中村奈津子)